俺様彼氏は甘えん坊
第6章 危険な初デート
私はポーチに財布や携帯を入れて、急いで部屋を出た。
バタバタ……
「だーかーら!騒がしいっての!」
「ごめん、ごめん。じゃあ行ってくるね!」
「あ!姉ちゃん!帰りにヨーグルト買ってきてくれねぇか?」
「えー。自分で買って来なよ…」
「頼んだぞ!姉ちゃん!」
ちょっ!
祐はどこかへ行ってしまった。
全く…。
買ってくればいいんでしょ!!
私は手の甲に"ヨーグルト"と書いて家を出た。
待ち合わせの場所、駅前の公園は家からさほど遠くない。
急ぎ足でそこの場所に向かう。