俺様彼氏は甘えん坊
第8章 "好き"という気持ち
×朝日Side×
後もう一つ。
俺が言いたいのは……
「それとさぁ…。俺、もう気持ち抑えきれねぇよ…」
「えっ?」
「俺、俺さぁ…その…」
なに俺戸惑ってんだよ…。
目の前には不思議そうな顔を浮かべている絢さん。
言え!
言うしかないんだ、俺!
「どうしたの?」
「あ、あのさぁ…。俺、絢さんが大好きだ」
「ふぇっ?」
「初めて逢った時からずっと気になってて、気づいたんだ。俺は絢さんが好きだって…」
やべぇ…。
言っちまったよ…。
けどその通りなんだ。
俺は絢さんが好きなんだ。