俺様彼氏は甘えん坊
第8章 "好き"という気持ち
俺は今まで色んな女と付き合ってきた。
だけどそれはただの遊び。
"好き"という気持ちは全くなかった。
だけど高校入って、入学式の日に絢さんに出逢って何かが俺を変えた。
それは…
俺の"好き"という気持ち。
やっと気づいたんだ。
初めて"好き"になれた。
「絢さんがまだ俺の事好きじゃない事は分かる。だけど俺は、絢さんが好きって言ってくれるまで待ってるから…」
「朝日くん…」
俺は絢さんをもう一度抱き締めた。
絢さんは一瞬驚いていたが、俺の背中に手を回した。
「朝日くん…」
「ん?」
絢さんはこう言った。