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甘く溶かして。

第2章 幼馴染

「―――俺等しちゃったね」

「あんたが行き成り
してきたんでしょうがっっ」

「…俺初めてだったのに」
「あたしだってそうよっ!」

吉野はあたしを無視し
頬を染めて言う。

女子か。

あたしは耳まで真っ赤だよ…っ!

ってか、夜中にこんな会話してると
絶対疑われるし…。

「もう帰る!」

私はこの空気に耐えられなくなって
逃げようとした。

が、吉野があたしの腕を引っ張った。

「ちょ…っ!?」
「家まで送る」

そのまま真剣な表情で
「さっきみたいなの来たらヤだしね」
と付け加えた。

いちいち吃驚させないでよ…っ!


真顔で言われるとちょっとヤバい。


全然チャラくないじゃん……。


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