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「・・・で？誰なの」

「～～～～っ！……乙梨先輩・・・」

「年上…っ」

何であたし自分の好きな人
こいつにばらしてんのよ！

もうこいつの顔見れないじゃんっっ！

自分でもわかるくらい
真っ赤になった顔を隠すために
あたしは料理を開始。

―――トントン…ジュー、カチャカチャ…。

ちらっとテーブルを見ると、
スプーンとフォークを両手に持って座る
吉野の姿。


数分後…

「はい、簡単に」

オムライス。

あたしは、ふんわり卵のオムライスを
吉野に差し出した。

勿論、そっぽを向いた状態で。

―――ぱくっ

吉野は、
右手に持ってたスプーンで一口。

「・・・・・・」

何？
何で黙るの？

料理には結構自信あったのに、
不味かったの！？