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青春メモリー

第8章 好きか嫌いか

──目が覚めると、あたしは暗闇の中




にいた。




暗くて怖くて寂しいところ。





このまま消えてしまうのではないかと





心配になって、1人で泣いていた。





・・・でも、一ノ瀬君が来てくれた。





助けに、来てくれた。




優しい微笑をうかべて、そこに立って





いてくれた。









もう何もいらない。





もう何もしてくれなくて良いよ。





一ノ瀬君。





君がそこにいてくれればあたしは・・・






だってあたしは、一ノ瀬君が好きだか





ら。

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