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青春メモリー

第8章 好きか嫌いか

「・・・・・・何よ、安藤。何か用?」





眠りを妨げられたあたしは不機嫌なま





ま安藤に尋ねた。





「あ、あのさ、こ、この前の屋上での





ことなんだけど・・・。」






屋上?何か、あったっけ?






ああ、いじめの!!






「それでさ、その時、加藤が言った





のって、本当?」





「・・・?あたし何か言ったっけ?」






全く記憶に無い。







何のことだ?






「だ、だ、だ、だからその・・・お、俺の






ことす、す、」







「・・・?す?」





「だから、す・・・・・・ だあぁ!やっぱ






り何でもねぇ!!じゃあな!!」






・・・・・・何なんだ?







一体今日は何なんだ?






どうしてみんなそんなにあわただし






い?






しかも、安藤に至ってはあたしの眠り





を妨げたくせに、用件やを言わないで







出て行ったぞ!?






「ふぁぁ。ねむ。」






あたしはまたも、机に突っ伏した。






今日何回目だ?






これが最後だと良いが・・・。







・・・・・・しかし、今日はやけに眠いな。

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