テキストサイズ

青春メモリー

第8章 好きか嫌いか

「くしゅんっ!!」




・・・・・・? 




ココは何処だ?





あぁ、生徒会室か。





それにしても寒いな。





あたしはそう思いながら顔を上げた。





「・・・・・・ん?」





なんだかやけに暗いな。





気のせいか?





あたしは机の上に置いてある置き時計






を見た。





・・・・・・午後6時。






「・・・・・・うそっ!!」






あたしは急いで立ち上がり、荷物を






持ってドアから出ようとした。






・・・・・・ドアが開かない。





うそっ!!





引っ張った。





びくともしない。






叩いた。





手が痛い。






「うそっ、うそっ、うそっ!!」





閉じ込められた~!!?






つか、何で中から開かないのよ。






「ん・・・うーん・・・・・・。」





ん?今何か聞こえたような。





・・・・・・まさか・・・





幽れ・・・・・・






あたしはゆっくりと後ろを振り向い





た。





もちろん誰もいない。




いや、誰もいないからこわいのだが。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ