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青春メモリー

第3章 新しい学校と突然の告白

ただの生徒会長だった。



生徒会長はあたしを気にせず山積みの



書類に判子を押している。



学校休みなのに生徒会の仕事!?



ま・・・真面目だなぁ。



あ、それともあたしみたく知らないで



来ちゃったとか(笑)



「突然学校が休みになると大変ですよ



ね?あたし、新入りなんですけど、休



みだって知らずに来ちゃいました



よ~(笑)」



年上かも知れないから一応敬語にしと



こう!



あたしがそう言うと生徒会長は作業の



手を止めてあたしを見た。


「お前・・・・・・。」



生徒会長は始め何か驚いていたが、す



ぐに作業を再開した。



えっ!?無視?



「お前が今、何を考えていたか当てて




やろうか?」



「へ?」



そんなの・・・分かるわけ無いじゃん!



「『この人もあたしみたいに学校が休




みだって知らないで来たのかな?』だ



ろ?」



な・・・何で分かんの~!?



「ちょ・・・超能力者?」



あたしは何故自分の考えを見抜かれた



のか考えるのに集中しすぎて、生徒会



長が目の前に来たことにきがつかな



かった。



生徒会長はあたしの手を自分に引き寄



せた。そして───

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