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青春メモリー

第4章 光の中の少女と俺様(?)生徒会長

あたしはおそらく寮があるであろう方




向に歩き出す。




・・・・・・どうして?



どうしていつもこうなるの?



どうしてみんなあたしを避けるの?



生徒会長がさっき・・・あたしの手を握っ



てくれたとき、避けないでくれたん



だって思ったのに・・・。



すごく、すごく嬉しかったのに──



これじゃあ、中学の時と何も変わらな



い。



ずっと1人ぼっちなの?



あの時みたいに、また────





───中学の頃、あたしは友達がいな



かった。



中学だけじゃなく、小学校高学年の頃




も1人だった。



あたしは友達が欲しかった。



ずっとずっと、認めて欲しかった。



自分の存在を・・・ただただ、認めて欲し




かった。



はじめは友達も沢山いた。



でも・・・仲良くなった友達の好きな人が



あたしを好きになって、告白をしてき



た。



友達の前で。



それからクラス中の友達に無視され始



めた───



中学は受験して女子校に行った。



そしたらすぐに友達ができた。


あたしはすごく嬉しかった。


でも───この学校みたいに女子校が



突然共学になった。



あたしが中学2年の時だ。

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