テキストサイズ

青春メモリー

第5章 過去と未来、そして現在

3人の大きな男が立っていた。




3人がまるくなって囲んでいる真ん中




に、小さな女の子が見えた。




中学生か小学校高学年あたりだろう。




3人の男はいかにも危ない奴らだ。




あたしは今来た道を戻った。




あの子には可哀想だけどしょうがない




よね?




だってあんなのかなうわけない。




あたしだって女だもん!




逃げないと・・・・・・。




・・・逃げないといけないのに・・・・・・




「その子を話しなさい!」




「あ″あ″っ?」




3人の男が一斉にこっちを向いた。




う、こわっ。でも、助けなきゃ。




あたしはありったけの勇気を振り絞っ




て叫んだ。





「だから・・・離せって言ってんの




よっ!!」




あたしは女の子の手を引いて走り出




す。




が・・・・・・残念ながらあたしは足が遅い




ため捕まってしまった。




女の子はとっくに逃げ切ってしまっ




た。




つまり、捕まったのはあたしだけ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ