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青春メモリー

第6章 初めての友達

次の日、あたしは家の前で待っていて




くれた一ノ瀬君と一緒に学校に行っ



た。



一ノ瀬君はあたしと同じクラスらし




く、教室まで2人で行った。




「加藤さん。」




「ん?何?一ノ瀬君。」




話しかけてきた一ノ瀬君を振り返りあ




たしは満面の笑みをみせる。




「職員室に行った方がいいかもしれま




せん。」




「あ、うん!分かった。・・・ついて来




て・・・くれる?」




あたしが自信なさげに尋ねると、一ノ




瀬君は優しく微笑んで言った。




「もちろんです。友達じゃないです




か。」




「・・・っ!!うんっ!!」




あたしは友達に微笑み返した。

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