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青春メモリー

第6章 初めての友達

あたしは職員室から出ると生徒会室に




向かった。




一ノ瀬君が生徒会室にいるのだ。




なんでもあの超ムカつく俺様生徒会長




に突然呼び出されたらしい。




ケッ。あの俺様生徒会長め。




あたしは生徒会室の前に来た。




生徒会室の中には俺様生徒会長が偉そ




うに座っている。




───コンコンコン─────




・・・シーン・・・・・・・・・・・・





・・・・・・カチンッ!





──コンコンコンコンコンコンコンコ




ンコンコンコンコンコンコン──




ガラッ





「うるさいっ!入るならさっさと入




れ。」





生徒会長がご丁寧にドアを開けてくれ




た。




「ケッ。うるさくて悪かったね!つー




か、あんたが居るのに出ないからだ




ろ!この、俺様生徒会長がっ!!」





「何だと!?お前今俺様を馬鹿にした




な?俺様を馬鹿にするなんて10年はや




いっ!!」





「はあぁっ!?あたしこれでも前の学





校で学年1位よ!?あんたなんかに負





けるわけないじゃない!!」




あたしと生徒会長が怒鳴りあっている




と後ろから声がした。




「加藤さん。喧嘩はやめてください」





振り返ると、そこには一ノ瀬君が立っ




ていた。




「い、一ノ瀬君!!」





「はい」




「いつからいたの?」




「ずっといました」




「ごめん。気づかなかった。」




「大丈夫です。慣れてますから」




慣れてるの?




影薄いんだなぁ。



「おい。俺様を無視して話を進める



な。」




うるさい生徒会長だなぁ。

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