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青春メモリー

第6章 初めての友達

あたしは屋上に行った。




どうして?




何であたしだけいつもこうなの?




何でみんなが普通にやってることが、




友達を作るということが、




どうしてあたしだけ、出来ないの?




あたしは屋上から校庭を眺めた。




ここから飛び降りたら・・・





全部、終わる・・・・・・。




あたしは屋上の端に歩いて行った。




フェンスなどない。




あたしは体重を前にかけ、そのまま前




に倒れた。




ふわっ




「・・・・・・う、・・・・・・とう」





・・・・・・誰?




「加藤っ!!」




ぐいっ




あたしは腕を引っ張られ、後ろにいた




人に寄りかかった。




「・・・お前・・・何やってる!落ちたら死




ぬぞ。」




あたしの腕を引っ張ったのはあの俺様




生徒会長だった。

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