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青春メモリー

第6章 初めての友達

「何がおかしいんですか?」



一ノ瀬君の声がした。




あたしは顔をあげた。




「一ノ瀬君・・・・・・。」




クラスがシーンとなる。




すると、1人の生徒があたしが泣いて




いることに気がついた。




「彼女が一生懸命考えてした自己紹介




を、他の人が笑っていいわけがありま




せん。」




一ノ瀬君がそう言うと、クラス全員が




黙った。




「今すぐ加藤さんに謝ってください」




「はっ!?何で?俺ら別に悪くねぇ




し。」




「・・・・・・・・・・・・。」




「そうだよ。俺たちにはあいつが何で





泣いてるのかわっかんねぇな!!」




「・・・・・・・・・・・・っ!!」




「そうだ、そうだ。」




「何であの子泣いてるの?ウケるんだ




けど(笑)」




──あははははは──




──空気読めよ、K・Y──




──さっさと出てけ!──




あたしは教室から飛び出した。




・・・・・・やっぱり友達なんていらない・・・

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