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青春メモリー

第7章 みんなの気持ち

どうしよう・・・。




どうすれば一ノ瀬君を救うことが出来




るの?





・・・・・・どうすれば・・・





あたしが必死に考えていると、あたし





の机に数人の女子が集まってきた。





「・・・何?」





あたしは女の子達を睨みつけた。





女の子達はそんなの全然気にしていな





い様子で話しかけてきた。





「このクラスのリーダー格である中西





に逆らうとああなるのよ。まったく一




ノ瀬も災難よね~。あんたなんかにつ




きまとわれて、いじめの対象になるな





んて。」





「・・・・・・何が言いたいの?」





あたしは少し声を低くした。





「あら、まだ分からないの?





つまりは、あんたが一ノ瀬君から離れ





ればいいって事よ。」





女の子はそう言うと、どこかへ行って




しまった。





・・・・・・離れる・・・





一ノ瀬君の為に・・・・・・





あたしはその日は授業を受けずに屋上





へ行った。

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