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青春メモリー

第7章 みんなの気持ち

俺は貯水タンクの上から下を見た。





あ、加藤じゃねぇか。





何やってんだあいつ。





「お前何してんだ?こんな時間に





・・・。」







俺は加藤に声をかけた。






「・・・?安・・・藤・・・?」






加藤は辺りを見渡している。





おもしれぇ奴・・・・・・








「上だ、上。上見ろ。」






俺は、さっきからずっと俺を捜してい





る加藤に言った。






加藤は上を見ると、驚いた顔をした。






かわいいな・・・・・・





「な、何してんの!?危ないから早く






降りてっ!!」






加藤はあわてて言った。





俺は貯水タンクを降りた。






「別に平気だって・・・」





「何してたの?あんな所で・・・。」





「昼寝」






あ、ちょっと呆れた顔してる。





つか、お前だって授業さぼってるじゃ





ねぇか!!







・・・・・・ったく。お前は表情に出過ぎな





んだよ。





俺に無関心なのがまるわかりなんだ






よ。






一ノ瀬のこと気にしてんのがまるわか






りなんだよ・・・・・・






ちくしょう・・・・・・。

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