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青春メモリー

第7章 みんなの気持ち

「・・・・・・?」






あたしは後ろを振り返った。






なんだか辺りが騒がしい。





「・・・・・・っ!!」







あたしの後ろには、びしょ濡れになっ






た一ノ瀬君がいた。






すぐそばにいる男子がバケツを持って







いる。






「一ノ瀬君・・・。」







近くにいた女子が一ノ瀬君に近づい






た。







一ノ瀬君は黙って歩き出す。






「一ノ瀬君・・・どこ行くの?」






1人の少女が一ノ瀬君に尋ねた。






「服が濡れてしまったので、着替えて






きます。」






一ノ瀬君はそう言うと、教室を出て






行った。






瞬間、教室は笑い声に包まれた。







──ぎゃははははは──






──あいつびしょ濡れだぜ──





──俺らに逆らうからああなるんだ






よ(笑)──

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