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青春メモリー

第7章 みんなの気持ち

小さい頃から喧嘩だけは強かった。




でないと、こんな多人数1人でたおせ




るわけがないじやん!




しかし、一ノ瀬君に知られてしまうと




は・・・






「加藤さん。」






「はいぃっ。」






いきなり声を欠けられたため、驚いて






変な声を出してしまった。






「僕は勘違いをしていました。




加藤さんが最近僕のことを無視したの




は、僕のことが嫌いになったのだと






思っていました。加藤さんも周りの人





たちと同じように僕に気付かなくなっ





て、忘れていくんだとばかり思ってい





ました。」






「あ、一ノ瀬く・・・」






「けど、加藤さんは違った。





加藤さんは僕を決して忘れなかっ





た。無視したのは、僕のことを思って





のことだった。なのに、僕は勝手に勘





違いしていました。加藤さんがいじめ





られてるとも知らずに僕は・・・」





一ノ瀬君が悲しそうな顔をした。






一ノ瀬君、そんな顔・・・しないでよ。





「いいよ。そんなこと。そんなことよ




りさ、また、仲良く友達に戻ろう





よ。」





あたしは笑った。






大好きな友達に。






そして、大好きな人に。

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