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砂糖漬けな関係。

第3章 崩壊へのリズム




「・・んで。何でよ・・」



咲枝は声を震わせていた。



「咲枝・・・?」



「っ・・うっ・・。」


そして咲枝は嗚咽を、漏らしはじめた。





(一体なんなの?)



私は咲枝の喜怒哀楽の激しさに、ついていけなかった。






「咲枝、落ち着いて?どうしちゃったの?」




咲枝の肩に手を置いた。けどそれは、勢いよく跳ね返された。



「触んないで!!」


咲枝の頬には、涙がつたっていた。

「は・・・?」


私は動揺を通り越して、怒りを覚えていた。





「もういい。また今度にしよ。」




私はテーブルの上の伝票を取り、席を立った。




泣いている咲枝を残して・・・



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