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砂糖漬けな関係。

第2章 悪魔のような天使




 彼の後をついて歩いて、10分くらい経った。



「あの、なんで急に誘ってくれたんですか?」


恐る恐る聞いてみた。


「なんとなく。」


彼は感情のこもっていない返事を返した。



(なんとなくってなによ・・)


内心そんなことを思いながら、必死で笑顔を作った。




「そうなんですか。あはあ・・」



私の愛想笑いをさえぎるように、彼は立ち止まった。


「ここ。」



そこはおしゃれな雰囲気の、レストラン。



彼はドアを開けて入っていく。


(高そうなお店・・・)


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