どうして?僕が攻めじゃ不満なの?
第2章 化け猫+悪魔=笠井歩
「ほら、ちゃんと舌動かして。」
「んッ…ぅ」
言われた通り、窮屈な咥内で舌を動かす。
「ッ…穂浪くん、上手い。」
苦しそうに、声を出した歩くんを気付かれないようにチラッと見る。
「んッ…ぁ…」
歩くんは、腰を打ち付けるようにする。
「出る、よ。」
「ふッ…ぐ」
勢いよく出た歩くんの欲望が、僕の口に入る。
ん…苦い…
「僕の、飲んで?」
「ふッ!?…んくん…く」
喉に欲望がしつこく残る。
飲みきるのに一苦労。
「んきゅッ…ふ」
引き抜かれた歩くんの自身は、僕の口の中のよだれで厭らしく光っていた。
「よくできました。」
「あ…」
歩くんは、僕の口の周りについたよだれを指で拭う。
「ご褒美に、コレ、あげる。」
「…?」
歩くんがコレっと言って取り出した道具は、ピンク色の卵型…?
「いわゆる、大人の玩具…バイブだよ。」
それを聞いた僕は、カアアっと赤くなる。
「はい、お尻見せてー」
「ぼ、僕そんなの要らない!!」
否定しているのに、結局強制的にお尻を慣らされてしまう。
「遠慮しないでよ。コレがあれば、僕と繋がって無くても寂しくないでしょ?」
…なんだそれ…
まるで僕が歩くんと繋がっていないと寂しい変態みたいじゃないか…。
「んうッ…やだッぁ」
その固形物は、僕の中をグイグイと掻き分けながら入って来る。
キツいところは、歩くんが指で押すからすっかり奥に入ってしまった。
「ぁッ…ん」
僕の肛門が、歩くんの指を全て呑み込んだとき、その玩具が前立腺を掠めた。
「はい、出来上がりー。このまま授業受けてね。」
「ッ!?ムチャクチャだょ…」
僕の批判なんて、聞こえないかのように服装を正して。
また、強制的にそのまま教室に連れて行かれた。
…結局、一時間目休んじゃった…