どうして?僕が攻めじゃ不満なの?
第3章 3P…になりませんでした、スミマセン
「ねぇ、好き?」
「もッやだぁッ…」
僕が果てた後も、ずっとスイッチを切らずに話しかけてくる。
今更気付いたけど、どうやら僕は腕をベッドヘッドに拘束されているようだ。
だから、歩くんから逃げることも、この快感から逃れることも僕には出来なかった。
「いゃッ…ぁッ」
そろそろ声が潰れそうだ…
なのに、歩くんはニヤニヤ笑ってた。
「取って欲しい?」
その問いに、必死で首を縦に振ったことは言うまでもない。
「はぁッぁッ…ひぐッ!!」
スイッチを切ることをしないまま、指を中に差し入れてくる。
僕は、その指にさえ反応してキュウキュウと締め付ける。
「穂浪くん、もうちょっと力抜ける?」
「むッりぃ…ぁッ、やッ」
「でも、力抜いてくれなきゃコレも取れないし、僕の指も抜けないよ?」
スイッチ切ってくれれば良いのに。
「ぁッ…ぁッぁッんッ!!」
グチャグチャと掻き乱された僕は、限界で、また新たに達してしまった。
達したと同時に、中のモノが取り出された。
「ハ…ハァハァ…ぅッ…」
中にはもうなにもないというのに、僕の膝はガクガク震えて、穴は何かに餓えているようにヒクヒクと口を開けたり閉めたりする。
「おい、アイラ…っつったっけ?お前、先ヤれよ。」
歩くんが、アイラくんに呼び掛けた。
アイラくんは、冷たい目で歩くんを見ていて、歩くんもまたアイラくんを怪訝そうに見ていた。
「まさか、クラスのアイドルが、こんな悪趣味な奴だったとは…クラスの取り巻き共が知ったらどーなるだろーな?」
「何?脅迫?…ククッ…クラスのゲスどもにチクリたきゃ言えよ。それより、早くコイツ犯せよ。ヤりたいんだろ?」
「言われなくても犯す。」
アイラくんは、歩くんに一言だけ言って僕の方に歩み寄って来た。