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どうして?僕が攻めじゃ不満なの?

第4章 思い



「穂浪くん、何で泣いてるの?」


「泣いてない。」


泣いている顔を見られたくなくて、そっぽを向いた。


「嘘吐いちゃダメ。」


そっぽ向いた顔を、グイッとそちらに向かされる。


思った以上に顔が近くにあってビビる。

「僕が他の子とイチャついてたのが嫌だった?」


確信をついてきた。
僕は、頷いた。


「嫉妬かぁ。嬉しいなぁ。」


「嫉…嫉妬なんか…」


気まずそうにボソボソ言うと、


「嘘。じゃあ、どうして僕が君を無視してたとき、あんなに熱っぽい目で僕のこと見てたの?」


顎をグイッとあげられて、歩くんと目が合うと、歩くんは意地悪く笑ってた。


「見てな」


「こういうコト、して欲しかったのかな?」


「こういうコト」と言って歩くんは、僕の股に触れる。


「んッ…違っ…」


「違う?じゃあ、コレかな?」


「はッひぃッ…」


膝でグリグリされたのは、お尻の穴。


歩くんに射れられて、大分慣れていたから、穴を圧されただけで、快感が僕を襲う。


「ッ可愛い」


「んッ…ふッぁ」


そのままグッグッと圧されたまま、口付けをされて


「んぅッ…んッんッ」


喉仏に吸い付かれて、首をハミハミと甘噛みされて…


全身がうずうずしてた。


「ぁッ…ひぃんッ…」

甘噛みの次は、咬み千切るぐらい噛まれて、また甘噛み、と愛撫を続けられる。

痛いのに、気持ち良い。


「チュッ…ハミ…んッ、その顔、かあいッ」


歩くんは、耳元で囁いた。


その途端、僕はゾクリとして全身を栗立てた。


「そんなことッ…言っちゃッふぅんッダメェッ」


「そんなに可愛いのが、イケナイんだよ?」


歩くんは、僕の口からはみ出た涎を親指で拭いて、その指を舐めた。


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