無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

プチプチ…

僕の指先が厭らしく歩くんのはだけた鎖骨を撫でる。


「んｯ…ふｯ」


その鎖骨に思いっきり吸い付く。

聞かれるまでもなく、キスマークを付けるためだ。


「メイドさん、急に独占欲出してきたね。僕もつけてあげるから鎖骨見せて。」

言われた通り、ゴスロリワンピースみたいな服を鎖骨の所まではだけさせると、僕は歩くんに抱き付いた。

何でだろうね、僕、こういう時、どんどん積極的になってるよね。

煽りたいって思っちゃうし、誘いたいって思っちゃう…。

僕は…僕は…


淫乱なんだー!!


って分かってるけど止められないのが性欲が勝ってるからだろう。


「ぁｯ…あｯふｯ」


歩くんは僕の鎖骨をペロリと舐めるとかぶりついたり僕のように吸ったりする。
ﾁｭｯﾁｭｯﾁｭｯﾁｭｯ…

幾つものリップ音が僕の唇から鎖骨にかけて奏でる。


「歩くんｯ…ぁｯ…」

歩くんは僕の鎖骨を何度も舐めた後、今までより強く吸い付く。


「んぁあｯ…」


痛いほどに、締め付けるほどに、僕の鎖骨にキスマークをくれた歩くん。


「穂浪ｯ…愛してる」

歩くんの厭らしく湿った唇から零れてきた歩くんの愛の言葉。

僕はそれに、胸が焦がされるような、息が出来なくなるような、そんな感覚になった。


「僕もｯ…好きｯ好きｯ好きｯ大好きｯ」


僕はそれに答えるしかなかった。


それ以外の答えなんて…思い浮かばないし、有り得ないと思った。

歩くんは僕の生理的な涙で潤んだ瞳を見つめて、優しく笑った。


「歩くんｯ、僕を…いじめて？」


歩くんの首に腕を回したまま、上目遣いに首を傾ける。


「いじめてって、自分から言うと思って無かったけど、穂浪はとっても変態になったんだね。」


「ぁｯ…」


歩くんは喜んだように声を漏らして笑うと、愉しそうな顔して僕を床に押し倒した。


「さて、どこをいじめますか？今日はもう、ココにしよっか。」


歩くんの伸ばされた手は、僕の自身に触れた。

まだ下着を履いたままなので、直接触って貰いたくてウズウズと腰を揺らす。


「こんなもの、要らないね。」


「ぁｯゃあｯ…」


一気にズリッと下着を下ろされて、ワザと足の指先にかける。


「どぉ？すっごくエッチくなったよね。」


スースーする股を少しだけ内股にする。