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どうして?僕が攻めじゃ不満なの?

第7章 形勢逆転!!にはなりませんでした、普通に。

僕は、家に帰るとさっそくパソコンを開きあることについて調べ始めた。

あること、とはセックスについてだ。
セックスにだって、様々なテクニックや体位があるはずでしょ?

だから、その…セックスの相手になってくれる方を…ガッカリさせたくないので、ちゃんと調べることにした。


へぇ~…



ふぅ~ん…



女性はクリトリスが感じるらしい。


……それにしても、歩くんが自分から抱いても良いって言ってきたのはかなり意外だったよなぁ。


だって、歩くんって最初あんだけばりたちなんだって言ってたのに…、僕なら許せるって事なのかな…


…そんなだったら嬉しいな。


あ、あと、少しでも女性にモテる服装で行きたいよなっ。


「よしっ」


思いっきりクローゼットを開ける。

…あー…やっぱり地味なのしかないよぉ…
黒いジャージ…緑のジャージ…赤のジャージ………ジャージしかないよ。

どうしましょうか。
制服で行きましょうか?
絶対おかしいって思われるよね。

遊びに制服で行く人ってそう居ないよな…うん、居ないな。


「どーしよ。」


よしっ、こゆ時はやっぱり…


プルルル…プルルル…

「もしもし」


「あ、歩くんっ突然ごめんねっ!!」


「んーん、どした?」


「明日の服装なんだけどさぁ…、僕ジャージしか持ってないからさ…その…どうしようかなってっ」
「………」

どうして黙ったままなのでしょうか…歩くん!!
…ジャージしか持ってないことが驚愕した?
信じられないくらい?

やっぱりジャージだけしか私服が無いって有り得ないかなぁ?…もぅ…どうしよう…


「ジャージで良いんじゃないの?」


「ぇっ?…だって…ジャージだよ?」


「うん。どうせ最後は裸になるんだしさ、着てるものなんて関係なくなるよ。」

「…関係なくなるかなぁ…?っうん。分かった。…じゃあ、色は?」


せめてcolorだけでもオシャレくしたいよねっ!!


「色?…何色があるの?」


「赤と緑と黒の三色!!」


「クスッ…」


笑われましたよ皆さん!!

なんか笑われましたよ?


「私服がジャージだけってのも凄いけど、色のバリエーションも少な過ぎない?」


「そ…そんなことないよ!!三色で充分だもん!!早く選んでよぉ!!」


「…赤?」


よし、決まりだ。

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