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だいすきな唄

第2章 君の声



「ただいまぁー」

外はまだ明るかった
父は帰るのがいつも遅い
おそらく毎日上司と呑んでいるんだろう

「おかえりー、ご飯食べちゃいなさいよー」

よくおかーさんも耐えられるよなぁ…



父はふつーのサラリーマン
母は専業主婦

…このとーり、
ふつーの親からうまれた
ごくふつーの娘なんです


わたしは急いで自分の部屋に入る

なぜなら大好きな"blackkitty"のラジオを聴くためだ







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