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優しいSを…

第3章 夜



「京也??」


「だから何??」


すると夕は仰向けになって


「キスして??」


ふと笑みがこぼれた
後悔が、罪悪感が少し晴れた


でも夕を大切にしたい気持ちは変わらない


しばらく間が空いてキョトンとしている夕に
優しく唇を重ねた



その照れて少し赤くなる頬も
寒くて赤くなる鼻も
自信を示すかのように口角の上がる口も
ヤンキーのような金髪も
意外と小さな手も



夕が、夕のすべてが愛おしい




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