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小さな秘密

第2章 二人きりの保健室

壱輝が来るまで布団をかぶって待つ。


しばらくすると、ガラガラーっとドアの開く音がした。


「壱輝…?」


返事がない。

カチャッと鍵をかける音……

もしかして、先生私いるの知らないで鍵かけちゃったのかな?

どうしよぉ…

なんて思っていると、
締まりかけのカーテンが全部しまり壱輝が入ってきた。

「ほら、お前の体操着」


「あ、ありがとう」


受け取ろうと手を伸ばすとサッと引かれてしまう。


「壱輝…?」


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