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小さな秘密

第3章 お兄ちゃんとの約束

「栞の為に買ったんじゃないけど仕方ないな……」


「え?なぁに…?」


お兄ちゃんは引き出しの奥から、箱を取り出した。

ふたを開けると、中にピンク色の細長い物が入っていた。
その長い物を割れ目に当て愛液で濡らし始めた。


「んうっ…それなぁに?」

「ローターだよ」

「ロータ……?」



「栞がなかなか喋らないから、最終手段!」


ヌルヌルになったローターをクリに当てた次の瞬間……



ブッ…ブブーン
ブィーンッ………

変な機械音を鳴らしブルブルと振動しはじめた。


「ひゃああぁっ!いやぁーっ」


「もう一度聞くよ?宏樹に………」


今は何を言われてもお兄ちゃんの声が

耳に入ってこない。

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