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小さな秘密

第5章 ふたつのグラス

「んん、…ふぅ、……」


何度も角度を変えて、たくさんキスをした。

壱輝の唇は暖かくて、柔らかくて優しいの。

「栞、ディープキスって知ってる?」


「知ってるよ。でも恥ずかしいよぉ」



「大丈夫だよ、俺とだから」


優しく抱き締められ、再び唇が重なる。

壱輝の舌が
私の唇に触れ、口内に入ってきた。

絡ませあったり、ちゅうっと吸われたり……

一生懸命
壱輝に合わせて舌を動かした。



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