
逃亡少女と逃亡悪人
第2章 監禁
カチャカチャという鍵を開ける音がドアの外から聞こえた。
「っ」
六人の黒服の集団。
彼らはドアからこの部屋に入ってきた。
どの人もそれぞれ違った雰囲気を持った男達だった。
しかし、共通して背が高く、鍛えた体つきをしていた。
「っ・・・」
震えたくなんてないのに私は震えていた。
さながら捕食動物を目の前にした餌のように。
「・・・妹の方も起きたか」
最初に口を開いたのはノンフレームの眼鏡をかけた黒いスーツ姿の男だった。
パッと見は仕事のできる男といった固い感じを身にまとっていた。
「なーんだ、寝てる間にやっちゃおうかと思ったのによぉ」
次に喋ったのは金髪を肩まで伸ばした派手な男だった。
日本人には見えない。
しかし流暢で全く支障のない日本語だった。
決してきれいとは言えないが・・・。
「なんだ、お前こんなガキにも勃つのか」
呆れたような口調をだしたのは、六人の中でも一際目立つ存在だった。
栗色の髪と緑の瞳を持つ高身長の男。
ぴんぴんと上にあげた髪型がよく似合っている。
「ガキじゃねえだろ」
「確かに、もう子供といえる歳でもないな。この少女は今年で二十歳だ」
説明口調で話すのはドアに一番近い所で壁に寄りかかっている男だった。
純日本人の顔つきで鋭い眼光をこっちに向けている。
「すげえな。童顔すぎるだろ」
栗色のピンピン頭の男がまじまじと私を見つめてきた。
目をそらすと口角を上げ笑われる。
「ドウガン、ソレドウイウイミ?」
カタコトの日本語を喋ったのはこの中で唯一の黒人の男だった。
栗色の髪の男よりも背が高く、がっしりとした体格をしている。
こんなのに襲われたら一溜りもない。
「あー、なんていうんでしょう。つまり、幼いってことですよ。very youngでいいんですかねぇ。つまりエックスさんはロリコンってことです」
にこにことしているのは決して怖そうに見えない優男風の人だった。
この中では一番線が細い体つきをしている。
ロングの髪は日本人にはありえないプラチナブロンドだ。
「っ」
六人の黒服の集団。
彼らはドアからこの部屋に入ってきた。
どの人もそれぞれ違った雰囲気を持った男達だった。
しかし、共通して背が高く、鍛えた体つきをしていた。
「っ・・・」
震えたくなんてないのに私は震えていた。
さながら捕食動物を目の前にした餌のように。
「・・・妹の方も起きたか」
最初に口を開いたのはノンフレームの眼鏡をかけた黒いスーツ姿の男だった。
パッと見は仕事のできる男といった固い感じを身にまとっていた。
「なーんだ、寝てる間にやっちゃおうかと思ったのによぉ」
次に喋ったのは金髪を肩まで伸ばした派手な男だった。
日本人には見えない。
しかし流暢で全く支障のない日本語だった。
決してきれいとは言えないが・・・。
「なんだ、お前こんなガキにも勃つのか」
呆れたような口調をだしたのは、六人の中でも一際目立つ存在だった。
栗色の髪と緑の瞳を持つ高身長の男。
ぴんぴんと上にあげた髪型がよく似合っている。
「ガキじゃねえだろ」
「確かに、もう子供といえる歳でもないな。この少女は今年で二十歳だ」
説明口調で話すのはドアに一番近い所で壁に寄りかかっている男だった。
純日本人の顔つきで鋭い眼光をこっちに向けている。
「すげえな。童顔すぎるだろ」
栗色のピンピン頭の男がまじまじと私を見つめてきた。
目をそらすと口角を上げ笑われる。
「ドウガン、ソレドウイウイミ?」
カタコトの日本語を喋ったのはこの中で唯一の黒人の男だった。
栗色の髪の男よりも背が高く、がっしりとした体格をしている。
こんなのに襲われたら一溜りもない。
「あー、なんていうんでしょう。つまり、幼いってことですよ。very youngでいいんですかねぇ。つまりエックスさんはロリコンってことです」
にこにことしているのは決して怖そうに見えない優男風の人だった。
この中では一番線が細い体つきをしている。
ロングの髪は日本人にはありえないプラチナブロンドだ。
