えっちな仔猫
第8章 出会ったばかりなのに
エレベーターに乗って押した階は
最上階から数えた方が早い
「…痴漢さんってお金持ち?」
隣にいた痴漢さんが
ツボに入ったみたいで笑い出した
「あははっ、笑わせてくれるよね。お金持ちってとこは否定しないけど、名前くらい知ってるでしょ?」
「え、名乗られてなぃ……あ!」
「うん。名刺渡してあるしね」
今になって気づいた!
名前…えっと、
神矢 雅人(カミヤ マサト)?
携帯の電話帳を開いて確認
「…神矢さん」
「んー名前がいいな、ダメ?」
「えぇっと…雅人さん?//」
名前で呼び直すと
ニッコリ笑って返してくれた
あの時、痴漢されて
電車から降りる時に見た笑顔で
最上階から数えた方が早い
「…痴漢さんってお金持ち?」
隣にいた痴漢さんが
ツボに入ったみたいで笑い出した
「あははっ、笑わせてくれるよね。お金持ちってとこは否定しないけど、名前くらい知ってるでしょ?」
「え、名乗られてなぃ……あ!」
「うん。名刺渡してあるしね」
今になって気づいた!
名前…えっと、
神矢 雅人(カミヤ マサト)?
携帯の電話帳を開いて確認
「…神矢さん」
「んー名前がいいな、ダメ?」
「えぇっと…雅人さん?//」
名前で呼び直すと
ニッコリ笑って返してくれた
あの時、痴漢されて
電車から降りる時に見た笑顔で