テキストサイズ

画面の向こうのあなた

第2章 Ⅰ

「何か面白いのないかなー」

カチカチ、とマウスを滑らせながら呟く。

あ、本読みたい。
なーんかないかなー、と唸っていると、

『仮想生活始めませんか?自分の分身(アバター)を作り、仮想タウンでゆったり過ごしましょう!』

右上の広告に載っているゲームの宣伝が目に入った。

………うわー

これは、あれやん。
軽い出会い系やん。と少し馬鹿にしつつクリック 笑

「おぉ、意外とまともじゃん」

クリックすると、上手い具合に配置された見だし?っていうの?こう、なんつうんだ?まぁ、おされよ、おされ。

「おっされー、スタッフ立派だな」

しかも、バックには大手会社が。
これなら安心。と思い、登録することに。

ほうほう、感心感心。
手続きも案外楽だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ