2人の男の攻略法
第2章 優しい言葉
次の日。
朝から打ち合わせの為スタジオまできた雪たち3人。
翔とは少し気まずい雰囲気。
ふいに翔に声をかけられる。
翔「雪。おれなんかした?昨日泣いてたの俺のせい?」
雪は首を振った。
雪「違うよ。なんか、緊張して涙がでただけだよ。」
翔はパッと笑顔になった。そっかそっか!と頷いていつも通りの笑顔をむける。
雪は複雑な気持ちになった。
なんだかやるせない。
そのとき圭がポンっと方を叩いた。
圭「仲直りできた?昨日ケンカしてたみたいだから、気になってたんだ。」
翔はそんな圭に笑顔で告げる。
翔「俺ら友達なんだよ!だからケンカなんてしない!!な?雪?悩みあったらなんでも言えよ!」
雪は愛想笑いを浮かべた。
ズキンズキン・・・・・
雪(友達って・・・なに?友達ならセックスなんてするなよ・・・・・・・・)
「カメラテストおねがいしまーす」
スタッフさんの声で我にかえる。
雪(仕事に集中!!)
自分に言い聞かせ、痛む胸を必死に抑え、仕事をまっとうした。