テキストサイズ

好きになってごめんね

第2章 中学3年生

それから翔ともすぐ仲良くなった。でも翔って凄く真面目だから、時々何考えてるのか分かんなくてちょっと面白い。


「翔ってどこの高校希望なの?」

「ん?俺は、一ノ宮工業高校かなぁ。」

「一ノ宮工業!あそこ頭いいし凄いよねぇ。」

「うんっ。俺、昔っからあそこに行くって決めてるんだ。」

「なんで?」

「俺の両親、そこの高校出てるの。親のこと尊敬してるし、俺もそこに行きたいなぁって。」

「そっかぁ…翔ってなんか凄いねぇ。

「そんなことないよ!花音は高校どこ行きたいの?」


「私?私はねぇ…」

言葉に詰まってしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ