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うぱ×れんのラブラブ♡ホモ充生活

第13章 いざ!街へ。

「は?」
うぱが気の抜けた声を出す。
「最初の流れ、、覚えてる?お前らが俺らにナンパして、れんがぶっ叩いて、お前が俺に突進してきて、俺が出した足にお前が見事にひっかかり、転んだ。ーーわかる?正当防衛」
男がギリギリと歯をならす。
うぱがくるりと後ろを向いて、
「れんー、帰ろー」
「あーい」
二人が歩きだす。
「ちょ、てめーら、話が終わってねぇだろぅがっ!」
男がまたもやうぱの肩をぐいっとやって殴ろうとする。
男だとわかったからか、容赦無い。
うぱは全く動かない。
ひゅっ、、っと、一瞬風がうぱの前髪を揺らす。
ドゴッ
「ごぶるばだぁっ?!」
男の体が揺れる。
れんの回し蹴りが男の後ろの首筋にしっかりと入った。
「いい加減にしろ。うぱは俺のだ」
「フー!れんさんかっこいー!」
「少しは避けようとしろよ!うぱ!怪我ないか?!」
れんがうぱを一周ぐるっと回って傷がないことを確認して、しっかりと手を握る。
「帰るぞ、うぱ!」
「あれ?れんヤキモチ?」
「知るか!」
れんは真っ赤になりながら、うぱは楽しそうにその場から足早に去った。

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