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うぱ×れんのラブラブ♡ホモ充生活

第17章 ふたご座流星群

「ひっ?!」
「フーッ!」
れんが驚き、くろが便乗して体中の毛を逆立て、唸っている。
「あ、ごめん、くろ」
うぱはくろの方へ一瞬だけ目をやって、れんを見つめ直す。
優しく背中を子どもにするようにとんとん、と叩きながら言う。
「俺がもし、れんのことが嫌いだったら同居だってしないし、一緒にもいない。こうしてれんを抱きしめることもしないよ」
再びうぱの胸にうずめていた顔を少しずらして上目遣いでうぱを見つめる。
それをみたうぱが優しい笑顔で笑いかけ、背中をまるめ、唇と唇をちょん、と合わせるだけの軽いキスをした。
「、、俺はれんのこと、この世の中の誰よりも好きだよ?」
ぎゅうっとれんを抱きしめると、胸にじわりと湿るような温もりを感じた。
れんもうぱのことを抱きしめる。
誰が引き剥がしても剥がれないだろう。
「、、、大丈夫」
うぱはそう言ったが、うぱの瞳からも一雫だけ水がつたった。
れんはそれに気がつくことなく、うぱの胸を湿らせていた。
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