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恋した相手は痴漢です

第4章 好きなんだよ

ああ、今まで浮かれて喜んで舞い上がって・・
言い出したらキリがないくらいの気持ちだったのに・・

てっきり相思相愛のもりで居た分、傷は深く。痛みも大きい・・

ペット・・自分以外にあと何人いるのか・・
みなどういう気持ちで受け入れているのか?・・
少なからずあのこは承知の上だったようだけど・・

確かに、交換条件で始まったこの現状・・

でも優愛にとっては、遥への気持ちがあったからこその快諾だった

それでも遥にとっては、優愛もペットの1人

その事実があまりに衝撃で辛辣に胸を刺す

「わけわかんないよ!!!」
涙と混乱する頭で小さな公園に優愛の声が響く

「それはこっちの台詞なんだけど」
あきれたように話す聞き慣れた声に、肩を震わせて振り返る

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