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恋した相手は痴漢です

第4章 好きなんだよ

「どうすれば・・・・信じてくれるの?私が遥君に抱いているこの気持ちはどう言ったら伝わるの?」

ぐすっと鼻をすすりながら、涙でにじむ視界に遥を映す

「じゃあさ・・・・・その感情ってどういうものなの?」

怒りに近い感情を冷たいままぶつけられる

「会えたら・・・うれしいよ」
「うん」
「声が聞きたい、どきどきするけど全然いやじゃない」
「うん」
「恥ずかしいけど、知ってほしい」
「うん」
「遥君が嬉しそうだとわたしも嬉しいよ」
「ふーん」
「一緒にいる時間がなかなかなくてすごく寂しい・・・会えたときは苦しいくらいうれしい」

一言・一言をこんなにも大切に伝えるのは初めてだった

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