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犬カレ

第2章 犬カレ

すごくいい夢を見た

あなたに頭を撫でて貰う
頬に優しい口付けをされて
優しい笑顔で
『好きだよ。』って
嬉しくて、嬉しくて
でも、頭の中ではわかってるの
コレは夢だって…

「クシュンッ」
寒さに目が覚めた
携帯を確認すれば、今日受ける筈だった
授業は全部終わってる

…辺りに人はいない
今日はもう、帰ろうか
そう思ったけど、
無性にあなたに会いたくなった
まだ、校内に居るはず、
勘が私にそう告げる

私は足早に階段を降りていった

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