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猫カノ

第2章 猫カノ

部屋を出て行くキミに
僕は微笑しながら
「また、何時でもおいで。」
と声をかける

キミは一回僕の顔を見て
何も言わず
“チリンッ”と鈴を鳴らして
部屋をでた






きみは今から誰かの元で
朝を迎えるのだろうか?

煮え切らない想いを
ため息と一瞬に吐き出した

まだキミの温もりが残っている
ベッドに入り、それに嬉しく思いながら

瞼を閉じた





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