続・捨て犬
第6章 ごめんな……エミ
「カズマ・・」
「ん?」
「きれいだね・・・星」
「うん・・・
急にエミに
見せたくなったんだ。
世の中にはさ
もっと綺麗なもの
いっぱいあるんだ」
「そうなの?」
「一緒に・・
一緒に見に行こう。
な、エミ」
「うん・・・」
「いっぱい
色んなとこ行こうな」
「・・・ん・・
カズマ・・・」
「ん?」
「ありがとう・・」
エミ・・・
「ありがとう、カズマ」
「俺が・・・
俺が悪かったんだ
ありがとうなんて
言うなよ・・・」
「どうして?
カズマは悪くないよ?
私を
外に出してくれて
ありがとう」
それから
エミは俺を見上げて
少し微笑んだんだ
もう一度
「ありがとう」
って言いながら・・
俺は
その言葉で
やっと分かったんだ
エミは
まだまだ
色んなものに
囚われていて
まだまだ
心が
未熟なんだって
だからこそ
俺が
ゆがんでちゃ
いけないんだって
俺は
微笑むエミの頬を
両手でそっと包み
優しく
愛を込めて
キスをした
唇にふれるだけの
ガキのような
キスを。
どこへでも
どこまででも
行っておいで
そして
俺のところへ
お前が好きだと言ってくれた
俺の胸に
帰っておいで
両手を広げて
待ってるから
「ん?」
「きれいだね・・・星」
「うん・・・
急にエミに
見せたくなったんだ。
世の中にはさ
もっと綺麗なもの
いっぱいあるんだ」
「そうなの?」
「一緒に・・
一緒に見に行こう。
な、エミ」
「うん・・・」
「いっぱい
色んなとこ行こうな」
「・・・ん・・
カズマ・・・」
「ん?」
「ありがとう・・」
エミ・・・
「ありがとう、カズマ」
「俺が・・・
俺が悪かったんだ
ありがとうなんて
言うなよ・・・」
「どうして?
カズマは悪くないよ?
私を
外に出してくれて
ありがとう」
それから
エミは俺を見上げて
少し微笑んだんだ
もう一度
「ありがとう」
って言いながら・・
俺は
その言葉で
やっと分かったんだ
エミは
まだまだ
色んなものに
囚われていて
まだまだ
心が
未熟なんだって
だからこそ
俺が
ゆがんでちゃ
いけないんだって
俺は
微笑むエミの頬を
両手でそっと包み
優しく
愛を込めて
キスをした
唇にふれるだけの
ガキのような
キスを。
どこへでも
どこまででも
行っておいで
そして
俺のところへ
お前が好きだと言ってくれた
俺の胸に
帰っておいで
両手を広げて
待ってるから