テキストサイズ

続・捨て犬

第6章 ごめんな……エミ

両手で
コーヒーカップを
持ったまま

エミの首元に
顔を近づけ


俺は
エミのサラサラした髪を
鼻でよけながら
耳にキスをした


そして

カップをエミに預けて
俺は
エミの髪を持ち


エミの首筋に


痕が残るほどの
キスをした




「・・いたっ・・」



「誰にも、見せるなよ?」




すぐに意味が分かったのか


エミは
少しはにかんで
うつむいた




「一緒に

パン屋行こうな?」





「うん」







ストーリーメニュー

TOPTOPへ