続・捨て犬
第12章 違うと思う
「ごめんな…エミ」
のぼせてしまった
エミの身体を拭いて
ベットに寝かせ
冷たい水を飲ませた
エミは
首を横に振ってくれたけど
ちょっと
ぐったりしてて
心配
「ほんと、ごめん」
するとエミは
黙ったまま
俺を見つめたあと
「もう・・平気?」
って聞いてきた
「え、なにが?」
「ベロ・・・」
あっ(苦笑)
舌、噛んじゃいそうとか
言ったんだ、俺
「もう・・噛んだりしない?」
ごめん
あれは
大袈裟に言ってただけで…
「もう平気
舌が疲れるくらい
舐めたから」
「・・・・・」
こーゆー
なんとも言えない
エミの表情を見るのが
好きだ
「落ち着くまで寝てろ?
今日、鍋だよな?
俺、できるからさ
待ってろよ」
「・・・うん・・」
台所に行くと
ネギ以外の食材は
もう切り揃えられていて
あとは
鍋に入れるだけになっていた
鍋を火にかけて
沸くまでの間に
ビールを飲むと
妙に
スッキリした気分に
包まれていた
だからかな…
その時俺は
今日
おばさんが
言っていたことなんて
もう
すっかり
忘れてしまっていたんだ
のぼせてしまった
エミの身体を拭いて
ベットに寝かせ
冷たい水を飲ませた
エミは
首を横に振ってくれたけど
ちょっと
ぐったりしてて
心配
「ほんと、ごめん」
するとエミは
黙ったまま
俺を見つめたあと
「もう・・平気?」
って聞いてきた
「え、なにが?」
「ベロ・・・」
あっ(苦笑)
舌、噛んじゃいそうとか
言ったんだ、俺
「もう・・噛んだりしない?」
ごめん
あれは
大袈裟に言ってただけで…
「もう平気
舌が疲れるくらい
舐めたから」
「・・・・・」
こーゆー
なんとも言えない
エミの表情を見るのが
好きだ
「落ち着くまで寝てろ?
今日、鍋だよな?
俺、できるからさ
待ってろよ」
「・・・うん・・」
台所に行くと
ネギ以外の食材は
もう切り揃えられていて
あとは
鍋に入れるだけになっていた
鍋を火にかけて
沸くまでの間に
ビールを飲むと
妙に
スッキリした気分に
包まれていた
だからかな…
その時俺は
今日
おばさんが
言っていたことなんて
もう
すっかり
忘れてしまっていたんだ