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続・捨て犬

第12章 違うと思う


鍋が出来あがって
テーブルまで
鍋を運ぶと

エミが
身体を起こして
ベットから
降りようとしていた


「もう、大丈夫か?」


うん


って言ってないけど
言ってるみたいな

雰囲気


「じゃあ
こっち座れよ
一緒に食おうな?」



うん



「食わせてやろーか?」



ううん



もともと
無口ではあるけど
俺の質問に
全て首を振るだけの
ジェスチャーで答える
エミに
俺はなんだか
違和感を感じた


いつもの
甘えた感じゃ…ねぇな


うれしそう
でもない



やっぱ
風呂で
攻めすぎたかな・・・


溜まってたものを出して
スッキリして
軽く酔っ払った俺は
エミに
優しくしてやりたくて
食わせてやるなんて
言ったのに


断られてしまって


ちょっと
風呂でのセックスを
反省しながら
鍋をつついた

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