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続・捨て犬

第14章 あたり



それから
パンを買い

俺たちは
また
公園へと向かった



公園は
さっきより
人が増えていて

子供たちが
いっぱいで

にぎやかで



ちょっと
パン食うベンチも
空いてなくて



俺たちは
仕方なく
アパートへと
向かった



「仕方ねぇな」



「うん、仕方ないね」



って言いながら

それでも
エミは
俺と手をつないで
満足そうに
歩いていた




狭い

お前の世界と



少し広い

俺の世界







少し

未熟な

お前の未来予想図と






俺の

現実的な

未来予想図







萩原・・・






お前が
うらやましがるような


そんなもんじゃ
ねぇんだ












そんなに

大人じゃねぇんだ





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