続・捨て犬
第21章 最終章⑤・・・完結
エミがカフェの中に入ると
今度は
由香ちゃんや
凛さんから話しかけられ
エミは
また
ニコニコと笑ったまま
頷き始めた
クスッ
矢継ぎ早の質問に
エミは
首を縦に振るしか
できないでいるんだ
でもそれは
とても
楽しそうで
とても
嬉しそうだった。
そんなエミを見てたら
俺まで
なんだか
たまらなく嬉しくなって
店に入るのも忘れ
その場に
立ち尽くしていた
ふと
エミと初めて
会った時のことを思い出すと
それから今までの
色んなことが
一気に脳裏を駆け巡った
何でもするから…と
俺に声をかけた時の
エミ
俺に
パンを作ってあげたいからって
ココで働くと決心した時の
…エミ
ペンギンのように
自由になりたいと言った
エミ
うさぎを抱いて
『優しくしてね』と
俺を諭したときの
…エミ(苦笑)
いろんなこと
あったよな…
「さ、カズマくんも
中に入って」
「あっ…あ、はい」
いつの間にか
側に立っていたおばさんが
俺の背中に手を添えた
「よかったわね…
エミちゃん
今日は元気そう」
昨日まで
いや
今朝までは
あんなに
笑ったりしてなかったもんな…
「はい…やっと」
今度は
由香ちゃんや
凛さんから話しかけられ
エミは
また
ニコニコと笑ったまま
頷き始めた
クスッ
矢継ぎ早の質問に
エミは
首を縦に振るしか
できないでいるんだ
でもそれは
とても
楽しそうで
とても
嬉しそうだった。
そんなエミを見てたら
俺まで
なんだか
たまらなく嬉しくなって
店に入るのも忘れ
その場に
立ち尽くしていた
ふと
エミと初めて
会った時のことを思い出すと
それから今までの
色んなことが
一気に脳裏を駆け巡った
何でもするから…と
俺に声をかけた時の
エミ
俺に
パンを作ってあげたいからって
ココで働くと決心した時の
…エミ
ペンギンのように
自由になりたいと言った
エミ
うさぎを抱いて
『優しくしてね』と
俺を諭したときの
…エミ(苦笑)
いろんなこと
あったよな…
「さ、カズマくんも
中に入って」
「あっ…あ、はい」
いつの間にか
側に立っていたおばさんが
俺の背中に手を添えた
「よかったわね…
エミちゃん
今日は元気そう」
昨日まで
いや
今朝までは
あんなに
笑ったりしてなかったもんな…
「はい…やっと」