テキストサイズ

ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第12章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・


勇次が中学生になった頃から
一緒に遊ぶこともなくなった。


涼雅は幼いながらに寂しさを我慢していた事を思い出す。








苛立ちを隠すことなく街を歩いていると
前から勇次がやってきた。



「おぉ!涼雅!」

ヨッと腕を上げながら勇次は涼雅に近づく。


しかし、そんな勇次を
涼雅はキッと睨みつける。


「なんだよ。お前まだ反抗期?」


「うるせぇよ!散れ!」




自分でもわかっていた。
悪態をついても
意地をはっても・・・
好きなもんは好きなんだと。


それでも涼雅は自分の気持ちに素直になれなかった。








俺は・・・ホモじゃねぇ!!

勇次のことなんて・・・



心で何度もそう言っていた。










勇次はというと

好きな男が手に入らない事に苛立っていた。
年下の、しかも男にこんなに惚れるなんて
自分でも予想していなかった。



勇次は
涼雅の事がたまらなく好きだった。



自分の部屋から毎日
帰宅する涼雅を見ていた。


見るだけで我慢していた。



ホントは、話がしたい。

触れたい

キスしたい


そう思っていた。


そんな我慢も

そろそろ限界だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ