ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第12章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・
涼雅は思った・・・
今まで抱いてきた女も
こんな悲しい気持ちだったのかもしれないと。
「好き。一度でいいから・・・
抱いてください・・・」
そう言っていた女たちは
自分の愛のないセックスに
泣いていたのかもしれない・・・。
涼雅は今までの事を死ぬほど後悔していた。
自分が身をもって経験するまでわからなかった気持ち・・・。
愛のない行為は
冷たくて
とても苦しい・・・。
涙が溢れた
ポロポロととめどなく頬を伝う。
「勇次・・・やめてくれ・・・・
くっぅ・・・」
勇次は
涼雅の涙に固まる。
「なに・・・泣いてんだよ・・・
おっ、お遊びだろ、こんなの・・・」
「違う・・・
俺は・・・俺は・・・うぅっ」
みっともないと思った。
勇次の前で声を上げて泣くなんて。
でも
止められなかった
胸はキュウキュウと締め付けられ、壊れてしまいそうだった。
「すき・・・なんだ・・・
勇次・・・お前の・・・事が・・・」
涙を流しながら、我慢出来ず
涼雅は勇次に告白をする。
「・・な・・に言って・・・」
「だから・・・もう
やめてくれ・・・
これ以上・・・俺を惨めにしないでくれ・・・
俺は・・・身体だけなんていらない・・・。
苦しいんだ・・・も、ウッン!!!」
ちゅうぅ
くちゅ・・・
涼雅の訴えを遮るように、
勇次は唇を塞いだ。